ヤフーショッピングのページ制作を外部委託するときの注意

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ヤフーショッピングはモール全体のレイアウトがしっかりしていて、お客さんが商品を検索してから、購入するまでの動線がしっかり考えられています。

また、送料・配送にかかる時間・決済方法などの知りたい情報も目立つ場所に的確に記載されています。

さらに商品購入後には、レビューを記載するまでのフォローも万全です。

当店(楽天、ヤフーショッピング、Amazonに出店しています)のショップの中でも、ヤフーショッピングのレビュー獲得率が一番高い数字となっています。

商品ページのレイアウトに関しては、ほとんどカスタマイズをしなくても、普通に購入につながるような優れた出来です。

しかし、カスタマイズができればさらに見やすいページを作ることができ、購買率も上がることが期待できます。

今回は、ヤフーショッピングのページ制作を行う際に注意したいこと、そして、どんな制作会社に委託するといいのかを考えてみたいと思います。

ヤフーショッピング ページ制作の基礎知識

ヤフーショッピング業務委託

多くの方には説明不要かもしれませんが、通販サイトにおけるページ制作の基礎知識として、少しお話しします。

というのも、制作依頼をするときに、打ち合わせを重ねて制作の方向性を絞っていってもいいんですが、それではその制作会社の意図するままに流されがちです。

また、その前に制作会社を選ぶ際にも、なんとなく…で、雰囲気の良さそうな制作会社を選んでしまい、あとで

もっとやりたい事があった

こんなはずじゃなかった

なんてことにもなりかねません。

そこで、制作依頼をする際にも、具体的に指示はできないまでも、大まかなショップとしての方向性と、制作してほしい内容を話せるくらいまでには、基礎知識をつけてほしいと考えています。

売上げをつくる計算式とは

売上げはひとつの方程式で表すことができます。まずはこちらを確認してみましょう。

売上げ =

アクセス人数 × 購買率 × 客単価

売上げを上げていくために、方程式を構成している各要素を高めていくことに注力します。

するとウチのショップにはどこが足りないんだろう?どこは良いから継続した方がいいんだろう?とショップの課題が見えてきます。

欠点を補い、いい部分は伸ばしていくことで、的確に継続的な売上げアップを行うことができます。

各要素の確認をしてみましょう。

アクセス人数

実店舗でいう来客数です。何人がショップに訪問したのかを表しています。

よく似た言葉に、アクセス数という言葉があり混同しそうですがちがいます。

簡単に言うとアクセス数はショップに来店した延べ人数です。

つまり同じ人が2回アクセスしてもアクセス数は2となります。一方、アクセス人数は、この場合1となります。

アクセス人数とアクセス数の違いの詳細は下記の記事をご確認ください。

Googleアナリティクスのデータから読み取る事業全体の売上げ最大化。ウェブ解析士という資格とウェブ解析の専門用語基礎。

購買率

購買率とは、ショップに訪問した人のうちで、購入をした人の人数の割合です。

ショップは当然この購買率を上げるための努力をします。

購買率を上げるためには、ページ内容を充実させることに尽力します。来たアクセスを逃さずに、その商品ページでコンバージョンさせる(購入させる)。

商品ページにその力をつけることが大切です。

商品ページのコンテンツ例

  • キャッチ画像
  • 商品概要
  • 実績 第三者評価(ランキング/レビュー)
  • 詳細概要
  • 購入特典

購買率を上げる別の方法としては、いま買う理由が大切です。

たとえば、期間限定セールや、期間限定クーポン、ポイントアップ、数量限定販売などがこれに当たります。

これはショップの努力で負担することもありますし、ヤフーショッピング全体でポイントアップキャンペーンを行う場合も同じですね。

客単価

売上げを作る計算式、最後の一つは客単価です。客単価とは、お客さん一人あたりが購入する平均金額のことです。

当然、客単価が上がれば全体の売り上げも上がります。

客単価を上げる方法としては、まとめ買い、ついで買いをしてもらうことが大切です。

まとめて購入してもらうために、効果的にほかの商品が見れる導線の確保、送料無料の設定を行うようにしましょう。

送料無料の設定とは、たとえばお買い物合計5000円以上で送料無料といったような設定です。

すると、いまの合計金額が4500円のお客さんは送料を負担しないように、あと500円の買い物をするかもしれません。

客単価を上げるには、効果的な送料無料の金額設定も重要になってきます。

アクセスの8割は検索結果から

売上げをつくるための3つの重要な要素を説明しましたが、ショップにとって最も売上げを左右するのはアクセスです。

そして、アクセスの8割は検索結果からのお客さんです。

検索対策をすることで、アクセスはどんどんと増えていくので、検索対策は必ず行ってください。

検索対策は、無料で行うことができるので、やらない手はありません。

モール内SEOとは

SEOという言葉を聞いたことがあると思います。理解はしているが、難しくてやっていない人もいると思います。

SEOが苦手とされる理由は、長期間でおこなうため、すぐに結果がでず、自分のやっていることがあっているのか、間違えているのかさえも分からないためです。

私も5年も6年もSEOは苦手としていました。

しかし、多くのSEOで検索したサイトは間違っていることを言っているわけではないんですね。

苦手な理由は先ほど言った通り、すぐに結果がでないから。

はじめてSEOが理解できたのは、やはり自分で効果を感じられた時です。

そのためには、やはり地道に言われたことをやるしかないんだと感じています。

なにがあってもその通りに長期間行動できるくらい説得力のある、自分に合ったサイトに出会うことも大切だと感じています。

ヤフーショッピングで行うSEOは、モール内SEOというようにジャンル分けすることができます。

Googleの検索エンジンではなく、ヤフーショッピングの検索エンジン最適化を行います。

GoogleのSEOとやることはほとんど変わりませんが、ヤフーショッピングのSEOの場合には、もっと結果が早くでますし、対策する場所も決まっています。

詳しくは書きませんが、興味があるかたは、ヤフーショッピングのSEOを詳しく説明しているサイトがたくさんあるので、検索してみて下さい。

以上が、ヤフーショッピングの制作依頼、外部委託する際の基礎知識でした。

ヤフーショッピングで売上げを上げていくために、何をしなければいけないのかが理解できたと思います。

ここから先は、実際に制作依頼する際の内容別の注意点や、具体的内容について説明いたします。

制作依頼の種類

ページ制作には色々な方法とアプローチがある

いろいろな制作方法

まず、ページ制作と言っても、どのような制作を行いたいのかを曖昧でもいいので考えておく必要があります。

キレイなページが欲しい

自分では作れないような、プロが作るキレイなページが欲しいことは、通販サイトを運営していれば必ずあります。

素人が作ったようなページではなく、またヤフーショッピングの機能が丸出しのページでもなく、カッコよく、キレイなページが欲しい!

このような理由で制作依頼する事は多いです。

しかし、これは一番失敗しやすいパターンでもあります。

この場合は、何故キレイなページが欲しいのかまで話せるように考えてみましょう。

たとえば、せっかく来てくれたお客さんが、怪しいお店だと考えて出て行ってしまう。キレイな画像で安心感を与えたい。

この場合には、少し専門的な言い方をすると、来たアクセスを離脱させずにしっかりとコンバージョンにつなげたい。(購買率を上げたい)とこのような言い方をしたりもします。

また、お客さんにたくさんお気に入りしてもらえるような、愛されるショップが欲しい。

このような理由でキレイなページが欲しい場合もあります。

これはターゲットとなるお客さんに好まれるようなショップデザインで、長期的に考えてリピーターを増やしたいということになります。

通販サイト運営では、リピーターの存在はとても大切なため、長期的なショップ像まで話ができれば、より具体的で視野の広い依頼指示になります。

以上、2パターンの例を挙げて説明しましたが、ただキレイなページが欲しいと考えるだけではなく、もう一歩だけ深く考え、なぜキレイなページが欲しいのかを想像してみると、より具体的な考えにたどり着き、また整理できるはずです。

アクセスを増やせるページが欲しい(SEO)

ページの見た目の云々よりも、とにかくアクセスが欲しいから依頼したいといった場合です。

ヤフーショッピングの場合には、主にモール内SEOという検索キーワード対策を行うことにより、アクセス数の悩みを解決することができます。

キーワード対策とは、検索されるキーワードを予想して、商品ページにキーワードを記載することで検索数を上げる対策です。

しかし、ただ予想して入れればいいというわけではなく、文字数の制限、入れる場所、禁止ワードなどが決まっています。説明文に入れればいいのか、商品名なのか、キャッチコピーなのか…。

また、最近ではただアクセス数を上げるだけではなく、その対策したキーワードからのアクセスが、しっかり購入までつながるキーワードなのかどうかも重要になってきています。

ネットショップの最終地点は商品を売ることなので、アクセス数を増やす事が目的ではありません。

したがって、ただアクセス数が増えるキーワードと、商品が売れるキーワードは厳密に言うとイコールではありません。

制作会社やSEO専門会社のノウハウを駆使して、SEO対策を行うキーワードが解析されますが、そのキーワードが実際に購入につながるキーワードなのか、ただの空アクセスを生むキーワードなのかは、まさに委託業者の腕の見せどころです。

もちろん、SEO対策の方法や結果は業者によりマチマチです。

そして、料金もバラバラです。

制作会社をじっくり見定めて依頼する必要がありそうです。

買いまわりしやすいページが欲しい

この商品を買った人はこんな商品もみています。

このようなコーナーを見たことはありませんか?このようなコーナーは、いま見ている商品に関連するような商品をショップ側でおすすめしてくれています。

この商品を買った人はこんな商品も見ています

これはヤフーショッピングに限らず、楽天市場やアマゾンでも見ることができます。

これは買いまわり対策と呼ばれ、主に二つの効果があります。

  • 比較検討
  • 買いまわり

お客さんは通常いくつかの商品を見比べて、最終的に商品を購入します。

ショップ内に見比べる商品がなければ、当然ほかのショップの商品と比べることになります。

お客さんが買いまわりで多くする行動としては、

  • カテゴリーページを見る
  • おすすめ商品を見る
  • ランキングを見る
  • 新着商品を見る
  • セール商品を見る
  • 送料合わせ商品を見る

このような行動が一般的です。

各商品ページに上記のような買いまわりがスムーズにできるコーナーを設置してみましょう。

スマホだけでいいので作って欲しい

スマホページ制作

ご存知の方も多ですが、いまはパソコンよりも圧倒的にスマホからサイトを見る人の方が多いです。

平均すると7割から8割くらいのアクセスがスマホからのアクセスという場合が一般的なサイトではないでしょうか。

そこで、パソコン版のページは後回しにして、とりあえずスマホ用のページ制作をしたいと考える場合も多くあります。

まずスマホ対策を行うことは、合理的、経済的な考えだとも言えます。

Google検索もスマホを重視する

ショップへのアクセスは、ヤフーショッピングの検索からが全てではありません。

ブックマークからのアクセスや、メルマガ、SNS、価格ドットコム、アフィリエイトリンク、そして検索エンジン(GoogleやYahoo!)など様々です。

その中でGoogle検索についてちょっと触れてみたいと思います。

Googleでは、スマホからのアクセスがパソコンからのアクセスよりも多い現状を踏まえ、また今後さらにその傾向が強まることを踏まえ、スマホ対策されているサイトを優遇しています。

スマホ対策できていないサイトに対して、アルゴリズムにより検索順位を下げているのです。

ヤフーショッピングのショップページに限らず、ホームページは全てスマホファースト・モバイルファーストの時代となっています。

スマホ対策を行うメリット

  • 画面が見やすい(購買率のアップ)
  • 検索順位のアップ

結果として、リピーターのアップや売り上げアップが見込めます。

スマホ対策は難しい

しかしながら、ヤフーショッピングのスマホ対策はとても厄介で難しい対策となっています。

文字数の制限、対応可能なHTML、CSSの制限があるためです。

スマホ対策を行うなら、余計に専門的な知識のある制作会社を選んだほうがいいでしょう。

楽天市場と商品情報を連動させたい

多店舗展開により、楽天市場に限らず複数のショップを持つ場合も多くあります。

複数のショップを持つメリットは、その分露出が増え、アクセスの増加、当然売り上げの増加が見込めます。

ただし、デメリットとしては管理者の負担増、経費増、在庫連動システムの導入によるコスト増があります。

さて、三大通販サイト、ヤフーショッピング、楽天市場、Amazonの中で、ヤフーショッピングと楽天市場は連動させやすく、同時出店を行うには都合の良いサイトとなります。

商品情報の連動とは

商品情報の連動とは、楽天市場で登録していた商品名や説明文、金額、送料などをヤフーショッピングにコピーする作業です。

楽天市場で登録した情報を、ヤフーショッピングでももう一度入力する作業は丸写しでも、商品数が多ければとんでもなく時間のかかる作業です。

ヤフーショッピングから楽天市場やその他のショッピングサービスにコピーする際も同様です。

そのため、あらかじめ多店舗展開をする予定がある場合には、連動することを考えてページ設計する必要があります。

具体的には、商品画像や説明文などをほかのショッピングサービスでも崩れることなく、文字数などの制限にも引っかかることなく、なるべくスマートにコピー出来るように設計します。

誰でも更新しやすいテンプレートが欲しい

ショップサイトは一度作って終わりではありません。

作って販売を開始してからの方が重要です。お客さんにとって本当に見やすいページになっているのか。わかりにくい点はないか。同じような質問が多くないか。購買率は低くないか。

検証を繰り返し、向上させていかなければなりません。

しかし、多くのショップはこれができておらず、ページを一度作ったきり、以降、売れても売れなくてもそのまま放置という場合があります。

PDCAで商品ページの向上を

少しでも売上げに敏感な方ならPDCAはもはや周知のことと思います。

PDCAとは、計画(P)、実行(D)、評価(C)、改善(A)の4つの行動を繰り返し、成果を効率的に上げる方法です。

ネットショップもほかのピジネスシーンと同じで、PDCAを効率よく回し、改善、検証を繰り返し、商品ページを向上させていくことが大切です。

商品ページからはたくさんの事が分かります。たとえば、アクセスが足りなかったり、検索順位が低いと感じたらキーワード対策が出来ていないかもしれません。

商品ページ内のキーワードを見直し、結果を検証してみましょう。

または、購買率が低いかもしれません。商品ページの構成や画像を見直して検証してみましょう。

さらには、お客さんがいつも同じような質問をしてくる場合には、たとえすでにページ内に記載している場合だとしても、それはお客さんが見えていない証拠です。

見やすい位置に移し、目立つように改善して様子を見てみましょう。

このように、商品ページは一度作れば終わりではなく、PDCAを回して常に改善していくことが大切です。

PDCAについて、大枠は理解できたと思います。商品ページをはじめ、サイト内の各ページは常に改善、更新していくことで、よりよいショップに変わっていきます。

ところが、自分やスタッフで更新が出来ないのでは、困ってしまいます。

そのため、だれでも更新でかなるようなテンプレートを最初にしっかり作り上げておくことは、長期的にみてとても必要なことになります。

テンプレートができれば、その後の基本的な作業は、商品名や説明文を変えるだけでいいのか、HTMLも変えることになるのか、最初に制作会社としっかり話し合っておくようにしましょう。

まとめ

どのような依頼をする場合でも、自分で何を行なってくれているのかを把握することが大切です。

この先も更新のたびに、ずっと依頼をし続けるなら別ですが、自分やスタッフで行う場合にはなおさら、制作の意図・方法を理解しておくことも大切です。

そして、後半で説明したPDCAし、ショップを常に向上させていかなければなりません。

そうすることで、お客さんからは分かりやすい、購入しやすいショップになっていきますし、ショップ側としても、更新しやすいページになっていきます。

今回説明した内容を整理して、自分のショップ像に沿った、身のある制作依頼を行なってください。