初心者がゼロからはじめるWordPressの初期設定

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WordPressはホームページを(比較的)かんたんに作ることができます。

ホームページをつくるには、HTMLやCSSというパソコンに命令するための言語が必要でしたが、WordPressならこれらを使わずにホームページをつくる事が出来ます。

今回は初心者がHTMLやCSSを使わずに、WordPressでサイトを作るための初期設定について説明したいと思います。

WordPress制作に必要なもの

WordPressでホームページをつくるようにするために、パソコンで行う初期設定があります。

初期設定項目

  • ドメインを借りる
  • サーバーを借りる
  • WordPress設定

大きく分けるとこの3つです。

ドメインとは?

ドメインは、家で言うところの住所にあたります。

https://●●●.co.jp

https://以下の●●●.co.jpの部分がドメインとなります。

ドメインを借りると、●●●.co.jpは世界であなただけのドメインになります。

これからWordPressを使って、たくさんのページや記事を作っていくと思いますが、https://●●●.co.jpは共通で使います。

ちなみにhttp://と、途中にsが入っていない場合もあります。

少しだけ脱線しますが、httpとhttpsの違いは読み飛ばしても大丈夫です。

どちらもブラウザでページを見るためのルールだと覚えておいて下さい。

httpとhttpsの違い

数年前まではhttp://のほうが一般的で、https://はごくまれにあった程度ですが、今後はhttps://がどんどん増えていくと思います。

httpsはhttpのSSL接続と言い、httpをセキュア(暗号化)した接続方法です。

セキュア(Secure)のsです。

よりセキュリティの高い接続方法となり、現状では、プラスで費用がかかる場合がほとんどです。

会員登録やカード情報を入力するページなど、ごく一部のサイトやページにのみhttpsが使われていましたが、Googleがhttpsを優遇すると意思表示をした事で、今後はhttpsが一般的になることが予想されているのです。

Googleと検索エンジン

さらに脱線しますが…

Googleの動向には全世界が注目しています。

ホームページを作っただけでは、誰もあなたのサイトには訪れません。

一般的には、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで検索をしてから、その検索結果に表示されたサイトに訪問する流れになります。

しかし、検索結果には無数のサイトが表示されるので、他のどのサイトよりも検索結果の上位に位置していることが、より有利に訪問者を獲得できる条件になります。

検索アルゴリズムとSEO

検索結果の上位に入るためには、より優良なサイトであることと、検索アルゴリズムを理解し、正しいルールに従うこと、そして、攻略をする必要があります。

検索結果の上位に入る技術をSEO(検索エンジン最適化)と言います。

この検索アルゴリズムはGoogleが決めています。頻繁に更新を行いますので、検索結果の上位に表示してほしい私たちサイト運営者は、Googleの動向を常にチェックし、アルゴリズムが変更されれば、その対応に追われるという訳です。

httpとhttpsの違い、そして検索エンジやアルゴリズムを簡単にお話ししてきました。

ドメインの周辺知識がついてきました。

次にURLについてお話し致します。

ドメインがそのままURLになる

これから作っていくページには、https://●●●.co.jpより下の部分を自由に決めて、割り当てていきます。

または、WordPressの初期設定のままだったら自動的に割り当てられます。

https://●●●.co.jp/カテゴリ名/post-150

https://●●●.co.jp/カテゴリ名/post-151

https://●●●.co.jp/カテゴリ名/post-152

というふうに。

ここで、ドメイン以下の/(スラッシュ)はフォルダの階層を意味しています。

カテゴリ名は自分で決める必要があります。デフォルトでは未分類となるので設定しておいた方がいいでしょう。

ダッシュボード > 投稿 > カテゴリー >

カテゴリの変更は「名前」「スラッグ」の二ヶ所を変更します。

スラッグはURLに入る文字になるので、半角英数の方が好ましいでしょう。

post-150の部分は各投稿ページや固定ページを作成する際に修正できます。

ドメインを借りる

ドメインの基礎知識が付いたところで、いよいよドメインを借りてみましょう。

ドメインを借りる時に有名なサイトは

などがあります。

安いものでは月100円かからないドメインもあるので、いろいろ見比べてみるといいと思います。

また、無料のドメインもあります。

無料のものは、ページ内に広告が付いたり、容量が小さかったり、ほかにも制約があります。有料・無料合わせて色々見比べてみて下さい。

ここで注意したいのは、ドメインは「やっぱり違うのにしたい」とか、途中で変える事は避けましょう。

あなたのサイトを気に入ってくれてブックマークしてくれた人や、SNS等でシェアしてくれた人、またせっかく検索順位が上がってきても、全てゼロからになります。

その辺を見据え、長く愛用できるドメインをしっかり選ぶようにしましょう。

サーバーとは?

サーバーとは、インターネット上にある「場所」のことで、ファイルや画像を含め、WordPressもこのサーバーに置く事になります。

ドメインが住所に例えられるのに対し、サーバーは土地になります。

ブラウザにURLを入力すると、サーバー内のファイルを見ることができるようになります。

httpから始まるアドレスですね。

ファイルのアップロードとダウンロード

ではサーバー内にファイルをアップロードするにはどうするのかというと、WordPressに関して言えば2通りの方法があります。

1つはWordPressを通してアップロードする方法。

もう1つはFTPと呼ばれるツールを使って、あなたのパソコンとサーバー内を繋げます。

基本的にはWordPressだけで足りますが、大きなファイルをアップロードする時や、ほかにもFTPの方が都合がいい場合があります。

ここでは、サーバーにファイルをアップロードする、またサーバーからファイルをダウンロードする方法にFTPというツールがあるという事だけ覚えておいて下さい。

WordPress内で画像をアップロードする方法

メディアを追加1

メディアを追加2

サーバーを借りる

WordPressを作るにあたり、サーバーも借りる事になりますが、ドメインと同様に、サーバーも有料のもの、無料のものがあります。

無料サーバーや安いサーバーと高いサーバーの違いは何でしょうか。

  • 容量が大きい
  • 表示速度が速い
  • セキュリティが強化されている
  • バックアップがある

基本的には安かったり、無料のサーバーは上記の反対です。容量が小さかったり、セキュリティが弱かったり。

この辺のバランスはサーバー比較しながら見比べてみて下さい。

WordPressの設定

ドメイン、サーバーが揃ったら次にWordPressの設定があります。

これは一人で行おうとすると、たぶん多くの人がここで諦めます。MySQLデータベースの作成や、WordPressのダウンロード、インストールなど難しいことが連続するからです。

しかし、サーバーを借りた際に登録した、エックスドメインやムームードメインでは簡単インストール機能が備わっているので、比較的楽に初期設定が可能です。

wordpress初期設定(ムームードメイン)

また、画像付きの丁寧なマニュアルが順を追って解説もしてくれるので、安心して初期設定を行ってください。

無事にWordPressのインストールまで終わり、ログインをすると下記のようなダッシュボード画面が表示されます。

wordpress ダッシュボード

WordPressの初期設定までは、初心者には特に何をやっているのかわかり辛く難しいと思います。

しかし、ここまでできれば設定はもう少しで終了です。

すでに8割ほどの作業は終了しているので、ご安心ください。

残りはデザインテンプレートや見た目の設定、タイトルやページの説明文などの設定を残すのみです。

それでは今回はこのへんで。

次回はWordPressのデザインテンプレートのような役目を負う、テーマの設定についてお話したいと思います。