こんにちわー!ハロウィンの盛り上がり方が未だに分からない現役WEBデザイナーの上田です。
何を祝うのか、何で仮装するのか…
思い切って仮装してイベントに参加してみようかと毎年葛藤し、結局出来ずに息を殺し静かに過ごしています…
そんな今回は運命の巡り合わせか、ハロウィンについて・・・
季節商材の販売の探し方と売り方についてお話します。
季節商材とは
季節商材とは、その名の通り季節によって売上げが上がる商品のことです。
季節により売上げが上がるということは、つまりその季節に需要があるということですね。
商品には大きく分けると、
- A.通年で需要のある商品(通年商材)、
- B.季節やタイミングで需要のある商品(季節商材)
の二つに分けることができます。
通年で売れる商品
- 肉
- スイーツ
- 日用品
- 下着
- テレビ
- 観葉植物
- 出産祝い
季節によって売れる商品
- アイス
- 浮き輪
- 水着
- エアコン
- 花火
- ハロウィン
- ジャケット
- ブーツ
- クリスマスプレゼント
- 凧(カイト)
- スキー用品
- バレンタイン関連
- 自転車
- 文房具
- 水筒
- 紫外線対策グッズ
- 虫よけグッズ
ほかにもまだまだ出てきそうですね。
季節商材の中には、通年売れそうなものもありますし、反対に通年商材の中にも季節商材となり得るものもあります。
このへんは、売り方と商品そのものの個性・特性によっても変わってきます。
なぜ季節商材を販売するのか
ネットショップでアクセスと売上げを稼ぐ方法の中で、季節キーワードを使うと反応が良いというお話は以前しました。
季節キーワード、つまり季節商材ですね。
季節それぞれに季節商材はあるので、季節商材を途切れることなく販売することが出来れば、売上げは格段に違ってきます。
ただし、そんな季節商材にもメリットがあれば、デメリットもあります。デメリットについては記事後半のモール内SEOでヒット率をアップという節で取り上げています。
楽天市場では季節商材より通年商材の方が有利?
実は楽天市場のアルゴリズム上、考え方によっては通年売れる商品の方が有利という場合もあります。
季節商材は一時の売上げは爆発しても、シーズンオフにはまったく売れなくなるという面を持っています。
浮き輪なんてほぼ夏しか売れないだろうというのは想像に難しくありません。
ハロウィンも同じ。ハロウィン商材なんてハロウィン直前にしか売れないだろうと容易に考えられます。
楽天市場のアルゴリズムは、簡単に言うと一定期間に売れた順に検索順位に並んできます。
売れる商品はより売れやすく、売れない商品はより売れにくくなってくるのです。
ライバル商品と競争しながら、検索順位が決められていますので、季節商材のように、ある期間の売上げがないというのは、非常にマイナスにとられられます。
例えば…
シーズンオフの間に一方の商品が売上げをコンスタントに積み重ねていれば、翌シーズンの頃には圧倒的な差となって検索結果に現れます。
ただし多くの場合は、季節商材のライバルは季節商材なので、あまり考えなくても大丈夫です。
このへんのアルゴリズムの特性だけは押さえておいて下さい。
季節商材の探し方
ある程度は、自分で想像をしてみれば、どの季節にどの商品が売れそうかというのは分かるはずです。
冬にはアウターやニット帽、手袋、夏にはキャンプ用品や虫よけグッズといったように。
季節商材を探す別の方法としては、年間のトレンドキーワード一覧や販促カレンダーを見ると参考になります。
この販促カレンダーなどは、色々な所で無料で見ることができます。
Yahoo!販促カレンダー
紫外線対策、ハロウィンといった大きなイベントやキーワードがカレンダーとともに載っています。また、検索サイトのYahoo!らしく、月の予想検索キーワード、ビッグキーワードに付随する複合キーワードが載っています。
株式会社十二社
折り込み広告やプロモーションセールスを行う会社の販促カレンダー。月ごとにPDFにまとめられて使いやすいA4でプリントアウトもできます。
チーズの日、もてなしの心の日などかなり細かい記念日が載っていたり、その季節の生活モチベーションとして、秋の遠足、ボジョレーヌーボー、暖房器具準備などといった、セールス販売をおこなうためにピッタリなキーワードも見つかります。
楽天市場注目キーワード
追記として、楽天市場でも注目キーワードランキングとしてまとめられたページがあります。
これはリアルタイムの検索キーワード、つまり今検索されているキーワードのため、これから販売する季節商材を探すにはタイミングが合わないため使えません。
すぐに仕入れを行える場合にも、ページを作って、検索順位が上がるまで待って。。。といっていたらすぐに時間が経ってしまいますからね。
でも、一年間これを貯めたら、来年には良い販促カレンダーが出来上がりそうですね!
だれか試した方、ご一報とともに、データ共有お願いします!笑
モール内SEOで検索ヒット率をアップ
取り扱う季節商材が決まったら、つぎは季節商材の商品ページづくりに入ります。
ちなみに、季節商材の仕入れについては、本題とは外れてしまうので今回は割愛させて頂きます。
商品ページづくりのポイント
- 商品画像は転換率アップ
- 商品名、説明文はアクセス数アップ
商品ページづくりはこの両面を極めていくのが理想です。
しかし、季節商材にはタイミングがあります。
売れ残ってしまうと、翌シーズンまで在庫を抱えることになってしまうんですよね。
これを危惧し、季節商材を扱わないショップもあるくらいです。
在庫を抱えるということは、特に小さな企業は個人事業においては、存続を危ぶまれるほどの状態になる場合もあります。在庫回転率が著しく悪い状態となり、利益率を圧迫してしまいます。
タイミングを逃さないためにも、なるべく早く商品ページをつくる必要があります。
そして、当然早く始めたほうが、商品ページ力は上がり、より有利な検索順位をキープすることができるようになります。
見た目がキレイで、画像数もたっぷりとあるのが理想ですが、画像は最低限のものでも大丈夫です。
反対に、検索ヒット率とアクセス数に関わる部分である、商品名と説明文に関しては、省略をせずにしっかり対策しましょう。
というのも、商品画像作成は時間がかかり、専門的なスキルも必要とします。
たとえば撮影方法や撮影スキル、デザインスキルですね。
それに対して、商品名と商品説明文は誰にでも書けます。
極めるならライターがしっかりと対応した方がいいのではないかと感じるかと思いますが、たとえライティングのスキルがない素人でも、商品を知っている人が書けば効果がでます。
その具体的な方法もこれから説明文しますし、実際に効果がでている内容なのでしっかり理解してください。
商品ページづくりのポイントまとめ
- 商品画像は最低限で構わない
- 商品名と説明文をしっかりと書く
商品名の作成方法
商品名に入っているキーワードは、検索結果にもっとも引っかかりやすくなります。
言い換えると、商品名のキーワードはSEO効果が高いと言えます。
つまり、商品名には一番有効的なキーワードを入れていけばいいのです。
とは言っても、有効的なキーワードとはなんでしょうか。
以下のポイントを抑えてキーワードを入れてみて下さい。
なお、商品名には文章を入れる必要はありません。また、知名度のない商品名なら、入れる必要もありません。
商品名の付け方
- 半角スペースで区切ったキーワードの羅列にする
- キーワードは重要な順に書く
- 不容易な絵文字・特殊文字は使わない
- 知名度のない品名は入れない
例
リュック 18L ブラック レディース 多機能 通勤 通学 女性用
(2018年8月現在、楽天では、商品名に新たに推奨とされるつけ方が設定されています。いまのところは、その形に沿っていなくてもペナルティなどはありませんが、今後変わってくる可能性もあります。)
検索キーワードの探し方
ここで一つ疑問が浮かびます。
重要なキーワードってなんだろう。重要ではないキーワードとの違いはなんだろうと。
重要なキーワード
お客さんから検索され、購入に繋がるキーワード
重要な検索キーワードの探し方
重要な検索キーワードの探し方は3種類あります。
検索キーワードの探し方ヒント
- サジェスト機能
- RMS 店舗カルテ
- ライバル商品のキーワードを分析
サジェスト機能
楽天市場のトップページで商品を検索すると、その検索キーワードに関連する、よく一緒に検索される複合キーワードが表示されます。
これをサジェスト機能と言います。
このサジェスト機能を使い、よく使われるキーワードを商品名に入れると、そのキーワードでの検索ヒット率が向上します。
R-karte (店舗カルテ)
検索キーワード
サジェスト機能は、楽天市場全体のキーワードでしたが、検索キーワードは自店舗で、実際に検索されて来店してきたキーワードです。
トラッキング
トラッキングというデータ分析ツールでは、自店舗に入ってきたお客さんの来店から離脱までの全ての行動を見ることができます。
どんな検索キーワードで入ってきたのか。どんな商品ページを回遊したのか。どんなカテゴリページを見たのか。それは何時何分か。
お客さんとしては、恐ろしいデータですが、実際に楽天市場の管理画面RMSでは無料で見れるツールなので活用しない手はないですね。
また、トラッキングは、楽天ペイに切り替わってからは、受注管理画面からも確認ができるようになり、さらに使い勝手が良くなりました。
ライバル商品のキーワードを分析
かっこよく分析と言ってみましたが、盗むことです。
ライバル商品は、その商品ジャンルですでに実績を出しています。検索結果でも上位にいるはずです。(もし検索結果の上位にいないようなライバルなら、分析するまでもないライバルなのですが…)
すでに実績のあるライバルは、どんなキーワードを商品名に入れているのか確認してみてください。そのキーワードは、ライバル店舗で効果があると認識されているキーワードですから、真似て、商品名に入れてみてください。
楽天市場モール内SEOについては、こちらの記事もご覧ください。
商品説明文の作成方法
商品説明文には、商品名で入りきらなかったキーワードを全て取り入れるようにします。
実は、商品名は127文字しか入りません。これは本当に限られたキーワードしか入れる事ができないのです。
さらに、検索結果欄には半角127文字中、表示されるのはさらに少なくなります。
検索結果欄は、ブラウザの横幅や文字の大きさ、パソコンやスマホによっても文字数が変わるため、具体的に何文字とは言えませんが、全角30文字を切ることもあります。
その、商品名に入らないキーワードを、文字数に余裕のある商品説明文に全て入れることで、たくさんの検索結果にヒットするようになるでしょう。
全てを入れると言ったのは、もしその入れなかったキーワ-ドで検索された場合、検索結果には表示されないからです。せっかくキーワードが思い浮かんでいても、書かれていなければ検索結果に表示されないのです。
これはもったいないですよね。
そのため、キーワードはできる限り全て商品説明文に書いて下さい。
楽天市場モール内SEOについては、こちらの記事もご覧ください。
効果的な季節商材の販売開始のタイミング
販売開始のタイミングとしては、2ヶ月前くらいが最適です。
たしかに欲をいうと…、本当は早ければ早いほど効果的です。
商品ページづくりも時間的余裕を持ちながらでき、改善を繰り返し、最善な状態で販売のタイミングのピークを迎える事ができるからです。
しかし、必ずしもそうはいかないのが、難しいところですね。
季節キーワードの検索から始まり、仕入れ、ページ制作。
どこか一つでも遅れがでてしまうと、2ヶ月を切ってしまうこともあると思います。
シーズンのピークから2ヶ月前
これを目安に逆算して、計画を立て商品行動してみて下さい。
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